次の一世紀をかけて、私は漢字文化の復権ということをなんとか実現したい
                  by 白川静

こんなすげぇカッコイイ志をもった老人の、死ぬ前に思い描いた次の一世紀とはいつなんだろう?
少なくとも、彼の持つ知識がこの世から失われた事が、悲しい。
彼の作った漢字カルタでガキの頃覚えた字が、未だにあまり増える事は無いけど、減る事もない。
漢字の表す意味と音を覚え、さらに現代の解釈を覚える事は至難の業だけど、字の持つ意味を読み解く事で、読めない字があっても読書してこれた。それを思うと、密かに恩人のように感じるよ。


今日、映画を見ていたら、その中で主人公の女の子が、勉強を教えて貰いながら、その単語何?単語カードで貰ってない!って叫ぶシーンがあって、その単語の字幕がうちも読めなかったw
でも、漢字の素晴らしい所は、意味は解る(気がする)。
おもろい映画だったよ〜。
disgustingとなんだっけなぁ、dirty(だったかな?)の使い分けを、指摘するんだよね、元大学教授で同居人の老いぼれアル中が。
めっちゃ色んな文章を引用して生きてる爺でね、おもろいの。
知ってるぞ、それってのはあんま無かったからさらにおもろい。
歩く辞書って便利だよね。
うちの兄が去年まで家に居たときは、まさに歩く辞書。
ナポレオンが実在したとか、猿は信長のわらじをあっためるようなきもい奴だったとか、嘘みたいな事実を教えてもらったよ。
兄を追い出して一番困っているのは、まさにそれ。
だけど、辞書を前より引く様になった。
兄の判例百選が入っていた本棚には、今レザボアドックスのDVDが置かれています。


映画館からの帰り道、本屋へよって、単行本のコーナーで指紋べたべたつけながら立ち読みした。
最近、心理学コーナーを立ち読み中で、今日は「依存についてのQ&A」っぽいのを読む。
主に、薬物依存と虐待について。
重い。
本ってのは知識は貸してくれるけど、現実では役に立たないね。
今日2冊本を買って、合計今週5冊の本を買った。
新たにニーチェと、ホイットマン詩集。
ホイットマンは知っていたけど、顔が嫌いで買ってなかったけど、木島始編だったので、買った。
木島始って知ってる?
なかなか渋い文章を書く人だけど、何時頃の人かは知らん。
読めない字を使う率が高いけど、嫌いじゃない。