nine stories

味のしなくなったバブルガムを口の中に入れたまま、ジンジャエールウォッカを混ぜて飲み干す。その味を聞かれても、答えようが無いけれど、その無意味な問いの答えを暫く考えてしまった。意味を知らない言葉の解説を求めるように、人は必要の無い事実を知りたがる。君らが聞きたがるキャプションやタイトルはそれに似てる。

味のしなくなったバブルガムは、ただ膨らます為だけに口の中に残されているのであって、なにも、味わう為に残っているのではない。まず、その事実を前提に話さなければいけないけど、君らはバブルガムを膨らます行為の意味も知りたがるのだろうか?なぜジンジャエールスミノフなのか?なぜジャックにはダイエットコークなのか?そんな疑問を持っているのなら、こう答える。味わってみろよ。そうやって敵は増えていく。

1枚の写真の意味を、君らが読み取るか読み違えるか、そんな事に興味はない。9冊のポートフォリオに、何ら意味を問いただす君らを、どんな目で見つめればいいのか考えるのも面倒だ。自分の写真を見せる事程、面倒で嫌な事は無い。

時々、バブルガムを膨らませる事ができない人に出会ったとき、とても面倒な事になる。バブルガムを膨らませて口の中で割る時のあの瞬間を知らずに生きているからだ。どんな音がするかだとか、バブルの中の空気がどんな味で弾けるかとか、そんなどうでも良い事を理解する手がかりを何一つ持ち合わせていない。その人達に、味のしなくなったバブルガムの味を聞かれる事程、苦痛な事は無い。

君らがその人達かどうか、それは自分には解らないが、少なくとも、味のしなくなったバブルガムの味を聞くような、馬鹿げた奴ではないと思いたい。でもまず、解らない事は聞いてみよう。君は、誰の為に作ったのだとか、なぜガムを膨らますのか精神分析に持って行こうとするような人ではないよな?

精神分析をしたがる連中には、口の中の血を思いだしてもらいたい。誰でも知ってるあの味だ。じゃあ、その赤い唾を白い床に吐き出した時の、周りの人間の目を想像してくれ。なにさらすんだ、この糞ガキって目を一瞬して人の顔を見て口に出せない哀れな奴もいれば、頭をはたくうっとーしい奴もいるけれど、殆どがとても嫌な目で人を見る。あの目つきだ。自分もそんな目をして、君らの事を見てるつもりだ。唾を吐くより、血の混じった赤い唾液を飛ばす方が、人の嫌悪感を呼ぶ事を知ってる奴は、そんな事はなるべくしない。人の嫌悪する域に君らが近づいてくれない用に、警告しておく。

9つの写真集に、何ら意味が無い事を、もう理解してくれたなら、君の事が信用できる。でも1枚1枚の写真に意味を見いだせずにいるのなら、それはそっちの話であって、私の問題ではない。君らがなぜ人の写真を見るに至ったのか、そんなくだらない問いをして時間を稼ごうとは思ってないのだから、君らもなぜ人が写真を撮るのかについてくだらない詮索をしない事だ。君らにはどうせ理解できないのだから。写真と君らの関係性は皆無だ。



どうだ、こんなもんだぞっ、うちの作文能力は。
国語嫌いだったもんなー。
でも、いーよね、字も間違えてないはずだし。
9冊の写真集をまとめるキーワードが味のしなくなったバブルガムだって事実を知れっ、そして単位くれっ。

9時間も寝てしまい、気がついたら昼前。
洗濯を優先して、1時間の作業時間をたよりに学校へ行ったら、師匠のパソコンで師匠の課題を手伝ってしまった!!
まぁ、でも、来年度クラスから師匠が消える事の方が、スポッティングが間に合わない事より困るもんね。嫌だよ、そんなの。
今日、やっとヨドバシに行けた。間に合わないかと思ったよ。
で、帰りに551の豚まんを買う。
今日は微妙に飯が食う時間無かったから、帰ってきて余裕で2個食ってしまった。ついでに酒も。いつもだけどね。

高校の時の作文の先生が、京都にいてくれたらなぁ。
あのおじいさんは凄い奴だったな。とりあえず、適当なレポートと作文に真面目に付き合ってくれて優しくていい奴だったなぁ。
国語は嫌いだったけど、作文の授業は楽しめた気がする。
誰か、作文の先生になってくれ〜。