ピアノっ。ジャズピアノやばい。Thelonious Monkっていう優しげなおっちゃんのピアノにはまってます。"Thelonious Monk quartet with John Coltrane at carnegie hall"ってCDを聴きつつ水餃子作った。なんか、米炊いておかず作るより、小麦粉から餃子作る方が楽。今回はごま油の香りの豚肉でした。この前のショウガを利かせた鶏肉と全然違うね。やっぱ、奥が深いね。
それにしても、最近読書してて忘れようがないカッコいいフレーズによく出会う。眠れずに読書してるからか、ふと泣きそうになるね。で、眠れない夜とか、そんなフレーズが頭ん中を泳ぎ出して行き交う。読んだ本によって、書いた人によって、全く違う意見が含まれているから、好きになるフレーズって結構バラバラ。
最近一番救われたというか、自分の心を無理無く代弁してくれてるフレーズがあるとすればこれ。ある小説の中でベトナム帰りの東京に出稼ぎに来たランボーさんが言う台詞。
「遠くに行っちゃった人間はズルいね。残った方の人間に自分が悪いみたいに思わせる。でもね、踏みとどまってファイトする人間が本当のヒーローになれるのよ。人間、生きててナンボよ。」
「ヒーロー見参」って3回唱えるよりも、「俺たちにはとことん悲しむ権利があるっ」って叫ぶよりも、ずっと素直に頷ける台詞です。憎い事してくれるよね、あの作家も。同じ本の中に「毛沢東は言った・・・・ギョーザ大好きっ」っつー台詞も出てくるんよ。漫画じゃないよ、小説で。笑えるよね。言葉って呟いてみたら元気出るからね。眠れなくても焦らないし、ここ数日悩まされた寝付く前のぐちゃぐちゃな記憶と悪夢が嘘のように消えたもん。ラングストンヒューズの詩を頭の中で唱えたり、松本大洋の漫画の登場人物の台詞を思い浮かべたりします、疲れてる時は。そんなとき、言葉が出来る人が羨ましいと思う。写真じゃね、ちょっとくらいできてもね、言葉には劣るもんな。
さ、明日(土曜日)もスポッティング。明後日は家の中を掃除っ!もう個展まで1週間も無い。学校も始まるし、今更怖じけづいてもしゃあないよね。踏みとどまってファイトする人間がヒーローになれるっ。生きててナンボっ!