なにやってんだろ。こんな時間に喧嘩売る。

この時間コンビニに行くのにカメラは必要ないだろって思いながらもカメラを持って外に出た。
久々に楽しかった。
祇園四条の手前で一回りして迷路のような路地を抜けて帰ってくるいつもの散歩コースが、カメラがあると楽しかった。しかもこの時間、人居なくて気持良い。
早朝だと、路上には何も無いけど、この時間は人がいなくていろいろ在るから楽しい。コンビニのおじさんが縄手通りを四条から三条にかけてゴミを拾ってくれてることは、知ってる人少ないけど、それ以上に、どんな面白い物が落ちているか知ってる人も少ないんだろうな。酔っ払いはきっと何を落としたとか覚えてないんだろうし。

今日あった嫌な事全部、吹き飛ばしてくれるぐらい最高な一瞬がそこら中に転がってた。良い気分で眠れると思う。
自分を許せないのなら、そんな自分と共存していくしかない。
写真に依存するのは嫌だが、そこらのハッピードラッグより効くよ。酒に求めても満足できないなにかが、写真にはある。撮る事にはね。
それを作品にするとなると話はまた別。自虐的な物になる。扱い辛いよね。それでも、一瞬でいいから嫌な事を忘れて休ませないと、この扱い辛いガキは長生きできねぇよ。

運命と闘ったことあるか?無いだろう。俺はある。
今日見た映画の主人公の台詞、運命を自分で決めることの出きる奴は自分が神だ、そう言ってた。闘ってるよ、運命と。いつだって無理矢理道を切り開いてきた。苦しみも悲しみも置いてきた。それでも苦しい時、力を抜いて写真が撮れればいい。ただそれだけ。理解されないかも知れないけど、運命なんて糞くらえ。だれが、写真で立ち直れたガキになんてなるもんか。好きなことをして生きるよ、自分の人生だ。人の人生を勝手に想像しないでくれ。たぶん文字通り想像を絶する苦しみだから、人の中の闇はそのまま触れずに置いておけっ。そう叫べば強く慣れる気がすんだ。もし神がいるのなら、恨む。でも神なんていないから運命なんて物も存在しないから。ただあるのは、自分の人生だ。ただ強くそうありたいと願う。