パソコンを持ち歩かずに過ごす地元での休みは、とても開放感がある。
けど、今回は地元にパソコンを起きっぱなし。
考え事がしたくて持って帰ってきたんだけど、やるべき事が多すぎて、パソコンの前に向かう時間が無い。
今無性に暗室に籠りたい。
誰にも会わずに、邪魔されずに、ひたすら暗室に居たい。
本気でプリントがしたい。
納得のいく1枚を、納得のいく世界を、ただただ見ていたい。
でも、それは無理。
プリントにするって事は、納得のいく自分だけのものでは無くなる可能性があるからね。
それは無理。
割り切ってられる程、利口ではない。
幻想の世界に自分を閉じ込めておく事が苦痛なのに、現実の世界に引きずり出すのも苦痛だ。
物理的に暗室の無い状況に身を置く事に慣れたけど、物理的に写真を撮らずに過ごす事には慣れない。
どこへ行っても普遍的な世界と日常が続く場所で、その永久に不滅な景色のなかに、変化が見えた時の失望と怒り。
なんていうか、失望と怒り。
永久に続く正確な世界に飛んでいきたい。
勝手に時が止まれば良いのに。
勝手に腐っていけば良いのに。
失望と怒り、これ分かる?