今日は、6時に警備員さんに「この教室は5時までだからねぇ」って優しく追い出されるまで、ひたすら作業してました。
作業台の上は作業途中で帰ってきたので、明日も朝早く行って作業します。つーか、明日はF現像したいしなぁ。午前中で作業を終わらせたいね、新世紀用の仕上は。

7時に家に帰ってきて、なんか映画が観たかったのでカルティエブレッソンを見てきました。始まる前は、疲れてるしフランス語だし、絶対寝てしまうだろうなぁって思っていたのに、暗室での作業シーンからいきなり始まって、やべぇオモロイって引きずり込まれてしまいました。あの映画を観ながら一人ニヤニヤしてる自分が居ました。
なんかね、おもろいんだよ。ただ写真家のおじいさんが喋ってるだけなのに。
途中、誰かが、ブレッソンの名言か何かを引用して「彼はこう言った、we need to simply to look(to多いけどそう言ってたから!)、(写真を撮るために)私たちに必要な事はただ単に観察することだ。」って言ってて、あー、観察って言うか眼見してるやいつもって思った。
あと、なんか「写真の為に生きるんじゃない。生きているから写真が生まれるんだ。」って言ってて、渋いなぁって思ってしまった。
誰だって写真のために生きたくなんかないよね。
ブレッソンはもっと写真崇拝者かと思ってたけど、かわいいおじいさんだったよ。なんか撮る写真通りの人でした。
帰り道不覚にも写真を撮ってしまった自分が情けないです。
150メートルは我慢したんだけどなぁ。



あっ、ついでにメモ。
昨日ミッションインポッシブル3を見に行った。
駄作ですね。
2の監督ジョンウーがなぜあれだけ1の緻密な雰囲気からアクション系スパイ映画にしてもヒットさせたかと言うと、やっぱカメラワークと撮りたいシーンへ事を運ぶ在り来たりなストーリーで展開を期待させる構成がよかったのと、ジョンウーらしい男のロマンとジョンウー映画ではお決まりのスローモーションの中でハトが飛び交い2丁拳銃が火を吹く感じで、ジョンウー版のMi2である事を強調した事に勝算があったと思うのね。1っぽくしたいのか、2っぽくしたいのかどっちつかずのストーリーと言いアクションと言い、中途半端だし、ストーリーは詰まらんし、カメラワークは不安定だし、画面の構成めちゃくちゃだし、お前基礎から映画の作りを理解してないだろって感じでした。

やっぱジョンウー偉大だよ。
スローモーションでの馬鹿らしい銃撃戦や、2丁拳銃を最初に映画に取り入れたのは、香港時代のジョンウーです。香港が中国返還の前にアメリカへ国籍移してハリウッド映画を発展させ香港映画を衰退させたのも、ジョンウーです。この人居なかったら、タランティーノの世界は生まれないし、タランティーノ居なかったらリュックベッソンはタクシーであの曲を使わなかっただろうし、ジョンウーの描いた香港が無ければ、マトリックスは無かっただろうね。やっぱジョンウーは尊敬すべきハゲだよ。